ウッドショックで新築一戸建てへの影響について

2021.10.08

皆さんはウッドショックという言葉をお聞きになられたことはありますか？

昨今話題になってるウッドショック。最近はホームセンターの木材売り場でも「お一人様何本まで」とか「在庫限り」という看板も目にする機会が増えてきました。

私たちの生活の中でも関係するウッドショックが新築住宅にもたらす影響を解説していきたいと思います。

ウッドショックとは？

ウッドショックとは新型コロナウイルスの影響によりアメリカでの住宅建築需要が高まり、インフレを起こして世界的に木材の価格が高騰した状況のことです。昔にオイルショックという時期がありましたが、それを木材に言い換えた表現でウッドショックといいます。

なぜ、住宅ニーズが高まったかは言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響により、ロックダウンの処置などもあり、在宅での仕事など家で過ごす環境が増えたことにより、アメリカで急速な住宅建築が加速したためです。

日本はかねてより北米からの米松（べいまつ）という木材を輸入して家を建てておりました。いままで安定して輸入できていたものが、アメリカでの需要が急増したため、供給が追い付かなくなり、仕入れがしにくくなり、価格も高くなっているのが現状です。

新築一戸建ての価格はあがるの？

今のタイミングから例えば家を建てようと思うと、ウッドショックの影響で以前より建築コストが上がることは避けられないと思います。具体的にいくらアップするかということについては仕入れの状況や企業努力により一律いくらと表現することはできませんが、現状況下では建築コストが上昇するということは確かです。

家をオーダーした時の納期は？

価格の問題と大きくかかわるのが納期の問題です。価格が上がっただけでなく、輸入で入ってくる木材の量が少なくなると建築の進捗にも影響してきます。先ほどのホームセンターのお話しでもそうですが、以前のように売切れたら次の在庫が来て販売できるという状況が崩れてきている状況です。

全く供給がストップすることはないにしても材料の減少で建築に遅れが発生し、お客様の納期にも影響をもたらすでしょう。

ウッドショックをどう乗り切るか？

上記の状態を乗り切る、もしくは回避する方法はあるのでしょうか？

方法としてはいくつかあると思います。一例を列挙してみましょう。

建売の新築物件を購入する

新築一戸建てのご購入をお考えの方は、ウッドショックの影響を回避する方法としてベストなのが、ウッドショック前に建築された販売中の建売物件を購入することと思います。

価格・納期を気にせず、購入すればすぐに新築に住めます。まさに今のタイミングにベストな住宅の購入方法と思います。　

中古住宅を購入する

建売を購入するに次いで候補として考えられるのが、中古物件の購入です。自分の住みたいエリアで新築の建売がないとすると、例えば築浅の中古住宅に目を向けるという手段もいいかもしれません。

しかしデメリットとして新築の購入が条件の方にはこちらは当てはまらないと思います。　

現状を維持する

建売の新築がなく、中古住宅も考えていないという場合は、少し現状を静観し待つという手段になると思います。無理に今の状況で自分にとってベストでない選択をするよりかは状況を受け入れ、その中で方法を模索するということです。せっかくの夢のマイホーム、簡単に妥協ができるものではありませんので、こだわりがあるという方は現状を静観するというのも手段でしょう。

ナチュリスト緑苑坂の新築建売物件のご紹介

現在ナチュリスト緑苑坂分譲地においては新築の建売物件が１邸ございます。２邸を建築し、完成と共に１邸は完売し、残り1邸となりました。もちろん購入いただければすぐに引越しをして生活することが可能ですし、何といっても家具や照明も揃っているという点はご購入を検討されてる皆さまには嬉しいポイントと思います。価格もウッドショックの関係もなく販売開始から変わりはございません。